
大工の父の背中を追いかけた自分。力強く、厳しく、時には恐ろしかった父でした。父の真摯に仕事に向かう姿に憧れて、小学校の卒業アルバムに「夢は大工」と書きました。勉強は大っ嫌いだったけど、大工仕事はすぐに覚える事が出来きました。真っ白なキャンバスに描かれる「絵」のように何もないところから始めたからこそ、得られた技術がそこにあると思います。私に言わせれば「建築は芸術。心を表現したい。」自分の中での傑作、湯河原のN邸は半分以上が「手刻み」。材木を手で刻む技術は、技が必要なため今では今では殆ど行われていません。私の手から、人の温もりを感じさせる建築が生まれるよう、日々精進しております。

